二人の天才

1955年、アメリカは西海岸に二人の天才児が生まれた。シスコで生まれたスティーブは父親がシリア人(ムスリム)であったため、母親の両親の反対もあって生後まもなく、ジョブズ家に養子に出される。21歳でビートルズのファンでもあった彼は製品名をアップルⅠとなずけてパソコンを$666で販売を開始した。一方シアトルで半年遅れで生まれたビルは20歳にして起業、26歳にてマイクロソフト社を設立、その後8兆円規模の世界最高峰の富豪に登りつめることになる。この二人の天才がその後の情報社会を大きく変える事になる。AppleとWindowsの幕開けである。

1995年に大きな動きがあった。Windows95の発売がその後のビジネス業界に大変革をもたらす。それまでは、パソコンといえばどの企業も部屋の片隅に1台或いは、各業務机の島の端に1台あればいいような状況が一変し社員一人に1台、そしてネットワークがつながることで、通常電話やFAXで仕事に従事していたものが、メールを使用することで圧倒的なスピードの効率化を求めることができた。それが95年以降の話である。大阪出張があれば呑気に駅弁食べて寝ていた世のサラリーマンが、車中でもパソコンをあけて仕事を余儀なくされるようになった。パソコンを開けて返信しないとお客様に、上司に或いは同僚に非難されるからである。業績を追い求め他社に勝利するためにも、人間の能力を遥かにしのぐネットワークの世界に人間たちは埋没していくようであった。95年以前は平和だった。仕事を終えてジム行ったり、飲んだり、土日は家族サービス、旅行等様々な楽しみがあったのだが、最近ではほとんどの若者と平日夜会うことも儘ならない時代となった。寂しいことでもある。その後は2004年にザッカーバークの「Facebook]2006年エヴァンウイリアムズの「Twitter」2012年には東日本大震災を契機としたイ・ヘジンの「Line」と二人の天才の後を追うように、優秀な起業家が現れて、我々を喜ばせたり、悲しませたり、混乱させたりしている。こんな状況が永遠に続くのであろうか?街を歩けば、電車に乗れば、ロボットのように携帯端末を凝視している若者たち。たまには広場でボールでも蹴って汗流せよ!!